PM試験の論述試験対策

プロジェクトマネージャー試験の午後Ⅱ試験(論述試験)の対策に必要なのは、とにかく書いてみることです。

私もそうでしたが、初めて午後Ⅱ試験の論文を書こうとすると途方にくれます。そもそも、何をどのように書けばよいのかが全く分かりません。

そんな中、いきなり書いてみてくださいと言ってもなかなか書けないと思います。ただ、プロジェクトマネジャー試験に合格するためにはいつかは対策をしなくてはいけません。

ここでは、私が午後Ⅱ試験対策をどのようにやったかをお伝えしたいと思います。

合格者の論文を書いてみる

プロジェクトマネージャー試験は資格の学校に行かず独学で勉強しました。そのため、そもそもどのような論文を書けば合格するのか、お作法は何かあるのかが全く分かりませんでした。

そのため、私が最初にやったことは合格した人の論文を書いてみることから始めました。この目的は次の通りです。

合格する論文を知ること

最初からがむしゃらに書いても良いのですが、合格する論文の指標がないと書いても意味がないと考えました。そもそも合格できる論文とは何かということを明確にしようと考えました。

私は独学での勉強になるので、書き終えても合格の水準になっているのかが全く分かりません。自分では完璧に書けたと考えても合格できるとは限りませんので。

そのため、私は合格する論文の指標は実際に試験に合格した人の論文としました。

合格した論文の構成や記載粒度を同じにすることで合格できる論文に仕上がる!
実際に合格した人の論文を書いてみるときには、何人かの論文を読んでみて自分に合った論文を指標にしました。この構成なら自分でも書けるかな、とかこの論文は読みやすくてよいな、と思える論文があると思います。

2時間でどこまで書けるか知ること

合格者の論文は当然、文字数も指定の通りになっています。そのため、2時間で2,000文字というのが実際にはどの程度なのかを知ろうと思いました。

最初は書き写すだけなので余裕かな、と考えていました。しかし、実際に書いてみると驚きました。

書き写すだけなのに2時間ギリギリになってしまったのです。これはヤバいと思いました。試験当日は書き写すのではなく実際に問題文を読んで考えて論文を書かなくてはいけないのですから。

私の場合は、実際に書いてみたのが試験2週間前のことであったので絶望しました。今から対策を練ってもこれでは受かるはずはない、っと。

2,000文字を書くのに意外と2時間は短い

そこからひたすら書く練習をして何とか合格できたのですが、論文を書く練習は早いほうがよいです。

合格論文を自分なりにアレンジする

本番の試験では自分の経験を書かなくてはいけません。そのため、合格した人の論文を参考にして自分の論文を仕上げます。

ここでの目的は次の通りです。

自分の論文が書けたという達成感を得る

これは、自己満足のようなものです。ただ、マネした論文でも最後まで書けたと思うことです。

自分はどうせ書けない、と思い込んでしまうと書けなくなります。私も最初にまず書いてみようかな、と思って過去問に取りかかりましたが全く書けませんでした。

合格者の論文の書き写しもしていましたが、あんなに立派な論文は書けないと思ったら全くペンが進みませんでした。

しかし、他人のマネでも良いので自分の経験に当てはめて最後まで書いてみることが大切です。

そうすると、自分でも書けた!、という自信がつきます。書き終わった後に論文をながめると達成感が湧いてきます。

自分の論文なんか書けない、という弱気な自分と決別しましょう!

当然、細かく読むと修正箇所はたくさんありますので、達成感に浸った後は気になる箇所を直して自分の論文を完成させます。

自分の経験を振り返ること

論文の構成はマネできても、自分の経験や考えはマネできません。

そのため、実際に書いてみて自分の経験を振り返ります。あのプロジェクトは要件が決まらずに大変だったな、とか設計書の品質を上げるために対策を打ったなとかです。

振り返ってみると意外と覚えていなかったり、対策を打った理由を覚えていなかったりとします。これは、プロジェクトマネージャー試験に限ったことではありませんが、自身のプロジェクトを振り返ることは大切なことですね。

振り返った結果で、良かったことや悪かったことが明確になると自身の仕事の糧になります。何でもやりっ放しは良くないですね。

良かったこと、悪かったことを思い出して論文のネタにする!

何を書けば分からない、という人も自身の経験を振り返ると論文のネタになることはたくさんあります。ぜひ、自身の経験を振り返ってみてください。

過去問を解いてみる

ここまできたら実際に過去問を解いてみます。合格した論文のマネをしたりアレンジしたりしてみて何となく感覚は掴んでいるかな、と思います。

過去問を解く目的は自分の弱点を知ることです。

時間を計って解いてみると自分の弱点がわかってきます。時間切れになる途中で書けなくなる文書が破綻する、などです。

私の場合は、時間切れになる、文書が破綻するの2つが弱点でした。この弱点を克服するために行った対策は次の通りです。

2時間のうち15~30分程度は文書の構成を考える時間にする!

えっ、時間がない中で15~30分も論文を書かなくて大丈夫なの??と思うかもしれません。ただ、私の場合は書いていて途中で文書が破綻したことで直前の文書をすべて消して書き直す途中で書き直すと気持ちも切れ続きが書けなくなることが原因で時間切れになっていました。

試験当日にこのような時間切れになる、文書が破綻するというリスクが発生するくらいなら論文を書くという貴重な時間を削っても文書の構成をしっかりと考えることが最後まで論文を書くことができる手段だと考えます。文書の構成を考えどのような流れで論文を書けばよいのか、論文の軸を最初に決めておくことで文書の破綻を防ぎ更に文書の書き直しという事態を防ぐことができます。

過去問を解くことでこのような自身の弱点が明確になり、試験の対策を有効に行うことができます。

論文の組み立ての練習

これは自分の弱点克服のために行ったことです。論文の組み立ての練習は、論文のストーリーを考えることです。

このプロジェクトは品質の確保が重要で、そのために設計書レビューを重要視して、具体的にはこんな施策を打って、結果成功しました、などでしょうか。

ただし、論文の採点をする人は、当然受験者のプロジェクトの詳細を知りません。そのため、いかに分かりやすく書くかが重要です。

用意していて当たり前、決めておいて当たり前、ということは通用しません。そこには、すべて「なぜ」が関わってきます。

これは、実際に私が書いた論文を妻に見せてみました。その論文は、プロジェクトの後半にユーザから仕様変更の依頼があったというものです。

読んでみた妻から私が書いた論文にこんな指摘がありました。

妻:何か納期を守るということが書いてあるけど何で?

私:ん?プロジェクトマネージャーたるもの納期を守って当然でしょう。

妻:ふーん。

待てよ・・・、っと思いました。確かにユーザと調整して納期を遅らせるという選択肢もあります。むしろ無理やり納期を守ることを優先してレビュー時間を削って品質が低下する、人を大量に投入してコストを超過する、などというリスクがあるのであればユーザに頭を下げて納期を延期してもらうことも選択肢の一つにしなくてはいけません。

そのため、納期を守るということが今回の最重要事項であることを読む人にわかるように書かなければならなかったのです。

そのため、論文の中心になる話題については常に「なぜ」を考えながら組み立ての練習をしました。

品質は最重要課題である、それは「なぜ」(コストや納期のほうが重要ということもない??)

納期を守らなくてはならない、それは「なぜ」(品質が重要ではないの??)

採点者にこのような余計な突っ込みを受けないように「なぜ」は意識したいですね。

最後に

いかがでしたでしょうか。これは実際に私が行ったプロジェクトマネージャー試験の午後Ⅱ試験対策に実施したことです。

論文は書くのが難しいと思います。そんなときは、合格者の論文をまずは書いてみて、そもそも何を書けばよいのかを理解してください。

また、論文の対策は早いほうが良いです。皆さんの試験対策のお役に立てればうれしいです。

以下、参考記事です。

最近の論述試験では必ず問われる「プロジェクトの特徴」についてです。

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