プロジェクトとは ポイントは「独自の」と「有期性」

プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトを管理・運営する責任者です。

それでは、その管理・運営するプロジェクトとは何でしょうか?

何となくは、分かりますが聞かれると答えにくいですよね。う~ん、システムを作る一連の工程??

今回の記事では、そもそもプロジェクトとは何なのかをご紹介したいと思います。

プロジェクトの定義とは

プロジェクトマネジメントのガイドラインを提供するPMBOKガイドでは以下のように定義されています。

プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するための有期性の業務

出典:PMBOK

さて、普段は聞かないような文言も並びますがポイントは以下の2つです。

  1. 独自のプロダクト、サービス、所産を創造
  2. 有期性の業務

まあ、この2つしか書いてませんが。

それぞれ確認してみましょう。

プロダクト、サービスは良いとして「所産」とは何でしょうか。単純に日本語の意味だと、「所産とは、ある事の結果として生み出されたもの。作り出されたもの。」です。

プロジェクトの結果として生み出されたもの、改善された運用プロセスやシステム、などでしょうか。

また、「独自の」という点もポイントになります。要は全く同じ業務については、「定型業務(ルーチンワーク)」でありプロジェクトではない、ということです

次に、「有期性」ということでプロジェクトには必ず「始まり」と「終わり」があります。そのため、終わりのない業務(日々の改善活動などでしょうか)はプロジェクトではない、ということになります。

※もちろん、〇〇までに改善をする、などと終わりが明確であればプロジェクトになりえます。

少し具体的に言うと、2019年10月から消費税の税率アップがありますが、その対応についてはプロジェクトになりえます。

「消費税アッププロジェクト」でしょうか。

では、定義にどのように当てはまるか見てみましょう。

例:消費税アッププロジェクト

まずは「独自の」という部分です。消費税アップについては、過去にも行われています。5%→8%にアップしたときです。

では、今回はその時と全く同じなのか。それは、例えば以下の内容で異なると考えられます。

  • 今回は軽減税率の対応があること
  • そもそも、今回は8%→10%の消費税アップであること
  • 追加された商品・サービスがあること

などなどです。今回、得ようとしている成果物(所産)が消費税10%に対応する(システムや業務プロセスの改善など)ことであるため、前回の消費税アップの時とは異なるものであり「独自の」であるといえると考えられます。

次に「有期性」の部分はどうでしょうか。当然、消費税が10%になるのは2019年10月1日と決まっています。

そのため、遅くとも2019年9月30日には、対応を終了させる必要があります。また、もし、政府の意向で消費税アップが中止となった場合はその時点で終了になります。

このように、終わりが明確になっているため「有期性」があると考えられます。

以上のことから、「独自の」と「有期性」が満たされるため、「消費税アッププロジェクト」は名実ともにプロジェクトであると考えられます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

簡単に言うと、「期限があってオリジナルのものを作る」のであればそれはプロジェクトと言えます。

期限がある、というのがポイントでしょうか。期限がなければプロジェクトとは言えませんので。

これからプロジェクトマネジメントの記事を書いていこうと思いますが、まずは、そのマネジメントすべき「プロジェクト」とは何かを理解していただければと思います。

以下、参考記事です。

プロジェクトマネジメントとは何か、を紹介している記事です。

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