プロジェクトマネージャー試験に向けての用語集

プロジェクトマネジメントの用語をまとめました。主にこのサイトで紹介している用語をまとめています。

アルファベット

PMO

プロジェクトに関連するガバナンス・プロセスの標準化し、資源、方法論、ツール及び技法の共有を促進する組織のこと

PMOの最も重要な役割としてはプロジェクトマネージャーを支援することにあります。

  • プロジェクトマネジメントの方法論、ベストプラクティス、および標準の特定と開発
  • コーチング、メンタリング、トレーニング、監督
  • プロジェクト監査を通して、プロジェクトマネジメント標準、方針、手順、テンプレートの順守状況の監視

 

WBS

プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を生成するためにプロジェクト・チームが実行する作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したもののこと。

WBSを作成することで、プロジェクト全体の進捗管理が行えたり作業が明確になるので工数の見積もりも精緻にできるようになります。

 

ア行

インスペクション

レビュー進行の訓練を受けたモデレータと呼ばれるエラー管理の責任者がレビューア(各工程の成果物に対する評価能力を有する人でインスペクタと呼ばれる)を選出し、会議形式でエラーの収集・分析を行い、解決策まで決定するレビューのこと。

特徴

モデレータやインスペクタなど、参加者の役割が決まっている。また、解決策の検討を行う。

ウォークスルー

開発者自身が参加メンバの選定も含め行い、自主的に会議を招集してエラーの検出を行うレビューのこと。

特徴

エラーの検出が目的であるため、解決策の検討は基本行わない。また、原則管理者は参加しない

 

請負契約

契約の受注側は成果物の完成責任を持つ契約のこと。

  • 瑕疵担保責任は通常1年間。

※2020年4月1日よりは瑕疵担保責任は「契約不適合」に変更になります(民法)。

  • 発注側に指揮命令権はありません。
  • 報告の義務がないため、作業の進捗などをさせる場合には契約書に報告のことを明記する必要があります。

 

カ行

感度分析

定量的リスク分析のツールのひとつで、複数あるリスクのうち、どのリスクがプロジェクトに与える影響が大きいかを分析する手法のこと。

 

回避

リスク対応の一つで、リスクを発生させないようにすること。リスク事象の発生確率が高く、プロジェクトへの影響が大きい対応すべき優先順位が高いリスクについて適応されることが多い。

 

クラッシング

納期(Delivery)を短縮させるために、クリティカルパス上の作業に資源(要員)・予算(Cost)を追加投入し、全体スケジュールの短縮を図ること。

メリット

  • 納期(Delivery)を短縮できること。

デメリット

  • 資源(要員)を追加するため、予算(Cost)が増大すること。

実際には

実際には追加の要員はそう簡単に見つからないため、クラッシングを行うことはかなり大変だと考えられます。

また、追加の要員を連れてきたとしても、現在のプロジェクトの特徴や置かれている状況などを有識者が教育しなければならず、結局は納期の短縮が難しいことも考えられます。

納期の問題

  • 追加要員を手配するための期間、追加要員の教育の期間が新たに必要になる

品質の問題

  • 教育はするものの、今まで従事していた要員に比べて生産性は落ちると思わざるを得ない。

 

軽減

リスク対応方法のひとつで、リスク発生の確率やリスクの影響度を軽減させる手法のこと。

サ行

受容

リスク対応の一つで、積極的な対応をせずリスクを受け入れること。リスクの影響度が低く発生確率も低い場合や対応コストが妥当でない場合に適応されることが多い。

 

セルフレビュー

設計書やプログラムの作成者本人が実施するレビューのこと

 

タ行

テラーリング

個別のプロジェクトに合わせて実用的なプロセスやルールを定義すること。

 

転嫁

リスク対応の一つで、リスクの脅威を第三者に移転する手法のこと。

ハ行

ファストトラッキング

先行するタスクが完了してから後続するタスクを開始する計画であったが、納期(Delivery)を短縮させるために、先行するタスクが完了する前に後続するタスクを開始すること

メリット

  • 納期(Delivery)を短縮できること。

デメリット

  • 事前の計画を変更するため、品質(Quality)の低下や予算(Cost)の増大につながること。

 

ファンクションポイント法(FP法)

機能の大きさ(function)に注目した見積もり方法で、規模を算出する見積もり方法のこと。ある程度、要件の固まってきた要件定義フェーズなどで使用される。

長所

  • ユーザが注目する機能を対象に規模を見積もるため、ユーザとの合意を得やすい。

短所

  • 指標値(ファンクションポイント)過去の見積もりや実績工数をもとに算出するため、過去データの収集・評価が必要になる。
  • ユーザから見えない内部ロジックについては、規模見積もりの対象外になってしまう。そのため、DWH等の内部ロジック中心のシステムの見積もりには適さない。

 

ペアレビュー

作成者ともう一人別の担当者がペアを組んで行うレビューのこと

 

フェーズ

プロジェクト全体を小さな期間や規模で区切った単位のこと。

システム開発プロジェクトにおける「要件定義フェーズ」「外部設計フェーズ」などのように区切った単位。

 

プロジェクト

独自のプロダクト、サービス、所産を創造するための有期性の業務であること。

内部リンク:プロジェクトとは ポイントは「独自の」と「有期性」

 

プロジェクトマネジメント

プロジェクトの要求事項を満たすため、知識、スキル、ツール及び技法をプロジェクト活動へ適用すること。

内部リンク:プロジェクトマネジメントとは

 

ボトムアップ見積

WBSを作成し、そのWP(ワークパッケージ)ごとに規模や工数を見積もること。要件が明確であるときや要件が確定したようなときに適用される。また、プロジェクトの内容が簡易である場合には初期の段階でも適用されることもある。

長所

  • 精緻な見積もりができる

短所

  • WBSを作成できるくらい詳細に要件が固まっていないと適用できない。

 

ラ行

ライフサイクル(プロジェクト・ライフサイクル)

フェーズを組み合わせたもののこと。

すべてのプロジェクトは開始・準備・実施・終了するまでのライフサイクルを持ちます。

ラウンドロビン

参加者全員が、責任者を持ち回りで順番にレビュー責任者を務めながら行うレビューのこと。

 

類推法見積

見積もり対象システムと類似したシステムの実績工数や類似システムの開発経験のある担当者などからのヒアリングをもとに、概算で出す見積もりのこと。要件が曖昧であったり不明確であったりする場合に適用される。KKD(勘、経験、度胸)。

長所

  • 要件が曖昧でも見積もりが可能である
  • 他の見積もり方法と比べて短期間に見積もりが可能である

短所

  • 見積もりの精度が低いこと
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