プロジェクトマネジメントとは

以前の記事でそもそも「プロジェクト」とは何か、を紹介しました。その「プロジェクト」を「マネジメント」することとはどのようなことでしょうか。

えっ、プロジェクトが失敗しないようにマネジメント(管理・運営)することでしょ?、っと思うかもしれません。まあ、簡単に言ってしまうとこの通りです。

英語ではあるものの、日本語としても定着しているのであまり気にならないかもしれません。

そのため、今回の記事では「プロジェクトマネジメント」とはどのようなことか、に加えて実際にどのようなことをしていけばよいのかをご紹介していきたいと思います。

プロジェクトマネジメントとは

PMBOKガイドによると以下の通りです。

プロジェクトの要求事項を満たすため、知識、スキル、ツール及び技法をプロジェクト活動へ適用すること

出典:PMBOKガイド

簡単に言うと「様々な知識やスキルを用いてプロジェクトを成功させるための活動」です。

それでは、具体的にどのような活動があるのでしょうか。例えば、以下のようなものがあります。

  1. 適切なプロセスの策定(テラーリング)
  2. 使用するツールや技法の策定
  3. ステークホルダーとのコミュニケーション

詳細には、「プロセス群」、「10の知識エリア」があります。それは、書くと長くなるので別の記事で紹介します。

テラーリング

PMBOKや各社で定められている開発標準をそのまま適用するのではなく、個別のプロジェクトの特徴に合わせて適切なプロセスを作成すること

これを「テラーリング」と言います。私もシステム開発のプロジェクトが開始する際には、そのプロジェクトにあった品質管理やコミュニケーションルールを開発標準から選択したり過去のプロジェクトの反省を盛り込んだりと適切と思われるプロセスを適用させました。

過去のプロジェクトの反省を盛り込んだ内容を紹介します。

追加プロセス1

設計書のレビューでしたら誰が作成した設計書なのか、誰がレビューして承認したのか、その理由は何か、を明確にすること

これは、過去のプロジェクトでレビューで障害が全く出ずテストで障害が多発することがありました。振り返ってみると、設計書のレビューはしていたのですが、なぜ承認したのか、が不明確になっていました。

要は、レビューアが設計書を作った担当者の言いなりのようになっていたからです。そのため、レビューアに責任を持たせ、なぜ承認してよいのか、を考えさせることにしました。

要は曖昧のまま工程を進めないようにしました

追加プロセス2

各行程中に発生した質問事項と回答内容(レビュー指摘事項など)についても、誰が質問をして誰が回答をしたのか、を明確にし関係者に共有すること

これは、過去のプロジェクトで、あまりにも各設計書間の平仄が取れていなかったからです。

設計書間の平仄が取れていなかった原因は、これは、設計書をチームに分けて作成をしていたのですが、チーム間のレビューの指摘内容などの情報共有がされていないことでした。

そのため、例えばチームAでは、レビューの指摘内容を知っているのでその内容を反映させて設計書を作成することができましたが、チームBではレビューの指摘内容を知らないのでその内容が反映できていませんでした

単純に、情報共有せい!!、って言ってもやっているよね~、っと言って効果が出なさそうであったので半ば強制的にレビューの指摘事項などを共有させることにしました

この情報共有については、ほかにも指摘が極端に少なかったり担当者の質問事項が少なかったりすると、ちゃんとしたレビューができているのか、っといった気づき(監視)にもなります。

適当にやってないよね、っというツッコミもできます。あまりにも指摘事項が少なかった場合には本当にレビューができているのか、を明確にするようにもしました。

このプロセスを適用したプロジェクトでは設計工程で障害を多く見つけられるようになりました。

このプロセスは、開発規模が中程度のプロジェクトに適用をしましたが、単純なマスタ更新などの開発の難易度が低く開発規模も小さい、っといったものには適用しませんでした。

当然、効果の出ているプロセスであればすべてに適用したほうが良いですが、ただプロセスを強化すればコストも上がります。そのため、プロジェクトの特徴に合わせてプロセスを適用する必要があります。

ステークホルダーとのコミュニケーション

プロジェクトを成功させるためには、ステークホルダーとの意思疎通は必須です。

私も、ステークホルダーとの意思疎通には気を付けていました。

どんなに知識があってもステークホルダーに嫌われてしまっては、仕事になりません。

逆に味方につけてしまえば、スムーズに仕事が進みます。

「君の言うことだから仕方ないか~」、っとか「君が言うんだから、これが最大限できることなんだよね」っとかニヤニヤしながらステークホルダーに言われたことが多々あります。

ステークホルダーとのコミュニケーションは、「ステークホルダー・マネジメント」で詳細に記載します。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「プロジェクトマネジメント」とは、簡単に言うと「様々な知識やスキルを用いてプロジェクトを成功させるための活動」です。

実際に、プロジェクトを成功させるための戦略を考えていくことになります。

戦いに勝つには戦術ではなく戦略である、っといった某アニメキャラを思い出します・・・、出しませんか??

最初に、戦略を考えてプロジェクトを成功に導いていきたいですね。

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