【初心者向け】要件定義の基本 5W1Hを意識しよう!【Who(だれ)編】

  • 2019年5月13日
  • 2019年5月19日
  • 仕事
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今回は、要件定義の基本5W1HのうちWho(だれ)編です。

Who・・・だれ

これは、誰がシステムを利用するのかを明確にすることです。誰がって言わなくても分かるでしょ??っと思っても意外とわかないものです。

システムを利用するのは、社内の人間なのか、それとも社外のお客様が使用するのか。社内の人間であれば、担当者レベルが使用するのか、経営層が使用するものなのか、を明確にします。また、人だけではなく関係するシステムも漏れなく明確にします。

えっ、システムは人ではないよ??、っと思うかもしれませんが大切なことです。あくまでこのシステムに関係する人、システムを明確にするのです。

人を明確にする理由の一つとしては、社外のお客様が利用するシステムであれば使いやすさ(ユーザビリティ)を重要視してシステムを開発する必要があります。ただ、社内の担当者が使うシステムであれば、コスト削減のために使いやすさを多少犠牲にするという選択肢も生まれます。

このように使う人によって重要視するシステム開発内容が異なります。また、ほかにもシステムを使う登場人物を明確にすることで機能の実装漏れなども防ぐことができます。

実装漏れの件については、下の私の失敗談でお話しします。

関係するシステムを明確にする理由としては、システムの開発の範囲が明確にできます。自システム内だけで対応が可能なのか、ほかのシステムにデータを連携して対応してもらわないといけないのか、などです。
これを忘れてしまうとシステム開発中に、あっ、このシステムにデータを渡して集計をしてもらわないと!!、っと思っても要件を出していないと、そんなことできません(予算もないしスケジュールも間に合わないよ)、っと言われてしまいます。

関係する又は関係しそうなシステムなんて分からないよ~、っと思うかもしれませんがそれは実際に開発に携わる人に聞けば教えてくれます。そこは、ユーザ・開発者とも協力して進めていけばよいと思います。

このように、要件定義をする際に利用する人や関係するシステムを明確にすることは大切なことです。それでは、この定義をおろそかにするとどうなるのか。

実際に私がこのWho(だれ)をあまり考えずに業者に見積もりの依頼をした結果、少し失敗してしまったことがありましたので紹介したいと思います。

Who(だれ)をおろそかにした失敗談

登場人物の役割は以下の通りです。

  • ユーザ:システム開発の相談をした人
  • 私:ユーザの要望を聞きベンダに発注する人

ユーザからは、新しくお客様に使ってもらうシステムの開発の相談がありました。そのため、私が中心となって実現したいビジネスの内容や実際に誰がどのように使うシステムなのかをヒアリングしました。

一応、Who(だれ)を忘れていたわけではなく聞いていました。

ヒアリング後、結果を資料にまとめ、ベンダに対して見積もりの依頼をしました。

後日、見積もりの結果をベンダが持ってきて私が依頼した通りの機能見積もりになっているか、過不足がないか、見積額は妥当かをチェックしました。

そうすると、確かに私が依頼した通りの機能が実装されるようになっていたのですが、何かが引っかかります。

・・・、あっ!、私が管理する画面がない!!

システムは開発したら終わりではありません。開発が完了すれば運用のフェーズに入ります

私が依頼した内容はお客様がいかに使いやすく使用できるか、にばかり注力してしまい自分たちが運用する際の要件がすっぽり漏れていたのです

このまま開発して運用フェーズに入ったら、お客様から使い方の照会があっても全く対応ができなくなる状態でした。

これは、まずい!!、っと思いベンダに私が管理する画面の要件をまとめ追加で見積もりをお願いする事態になってしまいました。

そのため、見積もりに想定以上の時間がかかりユーザ含めかなり迷惑をかけてしまいました。

最後に

いかがでしたでしょうか。簡単と思うと意外と落とし穴があるものです。

関係する人やシステムを明確にすることで要件の抜け落ちを防ぎシステム開発の方向性を考えることができます。

5W1HのWhy(なぜ)編です。

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