【初心者向け】要件定義の基本 5W1Hを意識しよう!【What(なに)編】

  • 2019年6月25日
  • 仕事
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今回は、要件定義の基本5W1HのうちWhat(なに)編です。

What・・・なに

What(なに)は、システムを用いて何をするのか、です。これは、そもそも自分自身がシステムに対して開発の要求をしよう!、っと考えているので基本的には明確になるはずです。

ただ、私の会社でそうだったのですが、そもそも何がしたいのか分からずに開発の要求をしてくることがあります。例えば以下のようなケースです。

  1. 上司から、今ある問題に対して何とかしろ!!、っと命令された
  2. 思いが強すぎて、何をしていいか分かっていない

それぞれ検証してみましょう。

その昔、よくあった会話を書きたいと思います。登場人物は次の通りです。

開 発:ユーザの要求を受け開発をする担当者

ユーザ:システム開発を要求する担当者

上司命令の場合

この場合、自分自身がやりたくない、っと考えていることが大多数です。要求を伝える側がよく分かっていないのに要求を聞く側がわかるはずもありません。

また、自分自身でもやりたい!、っと思っても発案が自分ではないのでは細かい調整をしようとすると自信を持って答えられないこともあります。

ユーザ
煩雑になっている業務を効率化させるように〇〇部長より指示があったため、システムにも協力いただきたい。
開発
了解です。具体的に何の業務をどのように効率化させていく方針でしょうか?
ユーザ
う~ん、××業務を効率化させたいのですがシステムで何とかできませんか?
開発
何とか、っと言われましても、その業務で何か問題がありますでしょうか?
ユーザ
・・・、手書きで記録している資料があるのでそれを電子化するとか。
開発
それでは、手書き、がシステム入力に代わるだけで効率化にはならないのでは?その資料はなくせないのですか?
ユーザ
そうですね~、・・・(沈黙)
開発
・・・
ユーザ
・・・
開発
えっと、どうしましょうか?
ユーザ
・・・、部長と相談します。
開発
(結局、何がしたいんだ・・・)

これはちょっと、あからさまですが、同じような内容の会話は実際にありました。担当者も上司から強く言われたため、とにかく何とかしようと思った行動なのでしょう。

ただ、それではシステムに対して要求をすることは難しいですよね。

ここで、変に忖度してシステムを使っても〇〇部長の思いと異なったシステムが出来上がってしまったら全くの無駄にお金と時間を使ってしまうことになります。

思いは強いが何をしてよいか分かっていない

これは主に、何かの最先端技術の説明を聞いた人や新しいものが好きな人に多い傾向があるように思います。うちの会社だけかもしれませんが。

最近ですと、AIやブロックチェーンなどでしょうか。とにかく、ベンダの営業トークを真に受けてその技術を適用させることが第一の目的となってしまいます。

ユーザ
先日、××会社のAI技術の説明を聞いてきた。時代は進んでいる!わが社でもAIを導入していく必要があると考える。そもそも、AIというのは・・・(以下、長い説明)
開発
はい、時代は進んでいて様々な技術があります。わが社でも新技術を導入すれば業務の効率化は図れる可能性はありますね。
ユーザ
そうだろう!だから私はAIを導入したいのだ!
開発
具体的にどのようにAIを利用する考えでしょうか?
ユーザ
・・・、う~ん、何かAIの使い道はないかな?
開発
(えっ、俺に振る!?)
開発
既存業務の問題点を洗い出し、検討をしていく必要がありますね。
ユーザ
そうだな、AIがあれば・・・(以下、長い話)
開発
(結局、何がしたいんだ・・・)
これも、かなりあからさまに書いていますが、業務の効率化をしたいのか、単純にAIを使いたいのか、が分かりません。
当然、システムを開発する側としても新技術を使って何をする研究は楽しいので、このような話があると楽しくなってしまうのですが、ユーザとして何をしたいのかが分からないとただの趣味になってしまいます。

最後に

いかがでしたでしょうか。

What(なに)がしたいのかが明確でないと、本当に何ができるのかが分かりません。

もちろん、ユーザとシステムの担当者同士が相談しながら、形にしていくというスタイルもあります。どちらかというと私はそちらのほうが好きです。

ただ、要求を伝える側も何をしたいのかがないと、話がうまく進まないことも多いです。何がしたいのか、は自分自身の言葉で語れるようにしておくことが大切だと思います。

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