資格を取ってよかったこと

資格を取ってよかったことは自分に自信が持てたことです。

その理由としては、例えばIPA主催のプロジェクトマネージャー試験については、H29年の実績で合格率が13.1%とされています。

参考(外部リンク):IPA(情報処理推進機構)のページ

こんなに高難度の試験を合格できたというのはかなり自分にはプロジェクトマネージャーとしての今までの経験や考え方を国が認めてくれた、と思えるからです。

なかなか性格的に俺スゲー!!、ということを言うことが苦手な人(私もです)には、誰かが認めてくれたという事実は自分自身に自身が持てるのではないでしょうか。

受験勉強をしてみて感じたこと

プロジェクトマネージャー試験の勉強を経て、そもそもマネジメントとは何か、ということを考えさせられました。現在もそうですが、私のメインの仕事はシステム化の要件を整理し発注することです。

当然、品質を高めるための施策やコスト削減の施策、納期を守るための施策を考えることはありました。ただ、それは今までの経験によって得られた内容を反映させた施策が多かったです。

そのため、マネジメントの基本であるとかシステム化を発注する企業の責任であるとかを本当に理論立てて説明できることが少なかったように思います。

実際に、私の部署の役員が数年前に変わった際にまず言われたことは、「君たちはシステムを発注する企業としての役割と責任が全く分かっていない!」と言われました。

最初は何言っているんだ、これでも今までシステムの開発を発注し開発をやってきていたのに!、と反発心もありました。ただ、反発したくても今までやってきたことを理論立てて説明して反論しようと思っても、なぜそれが正しいのか、という疑問に対して明確な説明ができないことに気づきました。

理由として思いついたのも、前もこの品質指標でやったから、とか過去に成功した施策を採用すれば大丈夫だから、というものくらいでした。これらは、過去を美化し未来をみていない説明になってしまいます。

過去が大丈夫だったから未来も大丈夫、ということは通用しません。もし、それが通じるのであればシステム開発を始め様々な世の中の悪いことは起こりようもありません。

これは、言われれば当たり前のことですが実際に気づくまでにかなりの時間がかかりました。まさか、役員に言われて気づくとは・・・。そして、今までの仕事に対する自信がなくなりました。

だって、自分が正しいと考えていたことの説明が自分自身でできないのですから。

そんな時に私が考えたのが、30歳も過ぎてしばらく経ちますがマネジメントの基本を勉強しなおそう、ということです。幸いにも私の職場にプロジェクトマネージャー試験に合格した人がいました。

その人に話を聞いてみると、試験勉強を経て仕事に対する考え方が変わった、とか今まで設計書などの細かい部分まで確認をしていたが品質を担保するために何をしてどのような結果であったのかを確認することで品質が向上した、などといった話を聞くことができました。

じゃあ、私もてマネジメントとは何か、発注する企業としての役割と責任は何か、ということをプロジェクトマネージャー試験の勉強を通じて学ぼうと考えました。

実際に勉強を始めると正直なところ驚きました。この野郎!、と思った役員の言っていたことのほうが標準であり基本であったことがわかってきたのです。

試験勉強をしていても、あっ、これ役員が言っていたことだと思うことも良くありました。勉強をしていて恥ずかしくなることも多かったですね。こんな基本的なことも知らなかったのか、っと。

合格後に変わった考え方

合格した後は、この勉強して得た知識をどのように活かすかを考えました。試験の合格はゴールではありません。

俺は試験に合格したぜ!ドヤ!、っとドヤ顔しても意味ありません。

試験の合格前後で一番変わったと思えるのは、過去の成功体験だけではなく今を、そして未来を考えるようになったことだと思います。

今までは、このやり方で成功したから引き続き今までのやり方を踏襲するということを安易に選択しがちでした。

しかし、同じプロジェクトは2つとありません。必ずプロジェクトごとに特徴があり、その特徴をうまくとらえて対策を打っていくことが成功の秘訣なのだと考えるようになりました。

まさにプロジェクトマネージャー試験の午後Ⅱ試験の問題ですね。午後Ⅱ試験の問題では最初に論述するプロジェクトの特徴を書くようになっています。

最初はなぜ特徴を書かせるのだろう、と思いました。ただ、それはプロジェクトを開始する上でとても大切なものでした。

今回のプロジェクトでは何が大切なのか、品質なのかコストなのか、はたまた納期なのか。また、それぞれの理由は何なのか、納期であれば新商品の発売が決まっていて経営戦略上遅延は許されないから、などです。

受験後はこれらプロジェクトの特徴を考えることで品質が向上したりプロジェクトの進捗を管理できたりできると確信しました。そして、現在の仕事でもプロジェクトの特徴をとらえて事前に対策を打つことを受注業者に指示してプロジェクトの管理をしています。

もし、プロジェクトマネージャー試験に合格しなければ、今でも過去の成功に引きずられて未来をみるということができなかったかもしれません。そして、そのやり方にも自信が持てています。

分かっていたとしても、何かそれでよいという根拠がなければ自信が持てなかったと思います。口では言ってくれませんが、試験に合格したということで私の考えが少なくとも現時点では正しいのである、ということを伝えてくれています。だから自信をもって!、っと。

現時点、と書いたのは時代が変われば考え方も変わります。そのため、時代に遅れないように日々の仕事をしつつもマネジメントとは何かという勉強をしていかなくてはなりません。

最後に

私は試験の合格によって過去の経験だけでなく未来を見据えた考え方をすることの大切さを学びました。そして、そうすることこそプロジェクトの成功に導けるのではないかと考えています。

当然、試験に合格したということで胡坐をかいてはいけません。マネジメントの手法は日々進化していくと思いますから、これからも自分自身に自信が持てるように勉強をしていきます。そして、学び続けることこそ自分自身が成長していくのだと考えます。

決して資格を取るということは無意味なことではありません。勉強をし合格することで認められることで自分自身に自信を持つことができます。

もし、自分自身に自信が持てない、という人がいればぜひ資格の勉強をして自信をつけてください

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